目の中には「房水」と呼ばれる水分が循環しており、房水は目に栄養分を行き渡らせ、眼圧を一定の値に保つ役割があります。

しかし、この房水が充満しすぎることで「高眼圧」の状態となり、視神経を圧迫して視力の低下を起こしたり、視野が狭くなるといった症状が現れます。

この状態が「緑内障」と呼ばれる状態であり、時に強い目の痛みや頭痛、目の充血や視覚異常を引き起こします。

これらの様々な状態を改善するために開発された成分が、アラガン社が開発したルミガンに含まれている「ビマトプロスト」です。

この成分は緑内障の典型的な原因となる「眼圧(高眼圧症)」を下げる働きがあります。眼圧の下降にかかわる「プロスタマイド受容体」に作用して、ブドウ膜強膜流出路からの房水流出量を増加させ、眼圧を一定に保つように作用します。

ビマトプロストの特徴

  • 1日1回の点眼で、優れた眼圧下降作用を示す。
  • 優れた治療効果から、開放隅角緑内障に対し第一選択されることが多い。
  • 他のPG(プロスタグランジン)関連薬とは異なるプロスタマイドF2α誘導体になるが、作用や副作用、効能・効果はほぼ同じ。
  • 美容上の問題として、 まつ毛が異常に伸びる(多毛化)副作用が報告されている。
  • 稀に瞼(まぶた)や虹彩に色素沈着を生じることがあるが、これはPG関連薬にみられる特異な副作用です。

上記の箇条書きにある5つめの特徴に、「まつ毛が異常に伸びる」とありますが、ルミガンがまつ毛の美容液として広く使われるようになった要因はここにあります。

ルミガンは米国FDA(日本で言う厚生労働省)にも認可されており、日本でも「ルミガン点眼液」という名前で処方されています。

信頼性も高く、副作用も軽微であることから、まつ毛を伸ばしたい女性達を中心に利用されているという経緯があります。

ビマトプロストの副作用

ビマトプロストには以下の様な副作用が報告されています。

  • 目の充血や痒み・異物感
  • まぶた周辺の色素沈着
  • 点眼時の一時的な刺激(沁みやかすみ)
  • まつ毛が伸びる
  • 虹彩の色素沈着

上記で報告されている副作用は、主に点眼時に感じる症状が殆どです。また、極まれに虹彩の色素沈着や色調変化といった副作用も報告されています。

これらの症状はいずれも一時的なもので、点眼後に収まるとされていますが、症状が長く続く場合は医師に相談するほうが良いでしょう。

「まつ毛が伸びる」という副作用

ルミガンは優れた眼圧下降作用がありますが、持続的な作用を期待するためには、1日1回の点眼を持続的に行う必要があります。

しかし、毎日点眼するうちに、まつ毛が伸びるという症状が数多く報告されるようになり、そこで初めて、ビマトプロストにまつ毛の育毛作用があることが分かりました。

その作用に着目したアラガン社は、ビマトプロストを含んだ世界で初めての「医療用のまつ毛育毛剤」であるラティースを発売。セレブを中心に人気の商品となっています。

ラティースは1本(3ml)で約13500円と、お世辞にも安い買物とはなりません。そこで注目されたのが、ラティースの元となったルミガンです。

ルミガンはラティースと同じ成分(ビマトプロスト)でありながら、価格はラティースの約5分の1となる2600円です(価格は何れも個人輸入での価格)。

この価格であれば一般的な消費者でも手の届く価格となることから、日本でも雑誌やメディア等で紹介され、女子力をアップしたい若い女性達を中心に広く利用されるに至ったわけです。

しかし、ルミガンの育毛作用はあくまでも「副作用」を利用したものです。本来の使い方ではないため、万が一何か異常が起こったとしても、全て自己責任となります。

その点を念頭に置きつつ、より安全に安心して利用したい場合であれば、多少値段は張るとしても「ラティース」を購入したほうが良いでしょう。

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ルミガンの詳細情報(効果・効能・副作用等)や口コミレビューに関しては、オオサカ堂の公式ページをご覧下さい。

また、その他のまつ毛育毛剤についてはこちらの比較ページをご覧下さい。