通常、性的刺激や性的な興奮を受け、勃起に至るまでの時間は僅かなものですが、この間、体内ではいろいろな神経・組織・血管系がはたらき、勃起に至るプロセスを作り上げています(勃起と射精のメカニズム)。

そのため、病気やその人の体質等によって体の器官に異常が起こると、勃起プロセスが遮断されてしまい、正しい勃起を行なうことができなくなってしまうのです。ちなみに、このような病気や体質が原因でED(勃起不全)となっている場合、それは器質性のEDとして診断されます。

器質性EDの治療には、まずは原因となる病気の回復と体質の根本的な改善が必要となるため、しっかりと専門外来で診断を受け、正しい治療を行う必要があります。

末梢神経障害によるED

陰茎海綿体の神経が損傷したり、骨盤内にある陰茎背神経に障害が起きると、脳からの命令がうまく伝わらなくなり、正常に勃起できない状態になります。この件に関しては、手術や放射線治療の影響とEDの関係のページでも詳しく説明していますので、こちらも併せて確認してみてください。

上記のページで紹介している内容以外では、交通事故などによ外傷が原因で、末梢神経の障害を負うこともあります。この場合は、腰痛やむち打ちの症状がEDに繋がったという事例も報告されています。

しかし、末梢神経障害が原因でEDになった場合でも、諦めてはいけません。しっかりと根気よく薬物治療を行うことで回復することは可能ですので、過去の事例から心当たりのある方は、まずは医師にその件を伝えて、正しいED治療をすぐにでも行っていきましょう。

生活習慣病とED

男性の陰茎は、大量の血液が流れ込むことによって勃起する仕組みになっているというのは、勃起と射精のメカニズムのページでもすでに説明した通りです。このメカニズムを踏んだ上で勃起に至るということは、もし血管系に障害が発生してしまえば、陰茎に血液が行き渡らなくなり、十分に勃起することができなくなってしまいます。

この血管系障害を引きおこす原因として、近年注目されているのが生活習慣病です。肥満や糖尿病、高血圧などの生活習慣病を患っていると、血液がドロドロになり、血管内に血栓ができやすくなります。

すると、血管の内壁が厚みをまして硬くなり、動脈硬化を引きおこして心筋梗塞や脳卒中などの成人病を発症する原因となります。もし血管系障害によるEDと診断された場合、成人病のリスクも高い傾向にありますので、食生活や生活習慣の見直しが必要となります。

生活習慣とEDの関係に関しては、生活習慣がEDの原因を作るのページを確認してください。

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