人間の体は非常にデリケートで、ちょっとしたことがキッカケでEDとなる場合もあります。これは心因性のEDによく見られますが、最近のEDの原因として、「運動不足」も関係しているのでは?と考えられています。なぜ運動不足がEDの原因を作るのでしょうか?

陰茎の平滑筋は通常緊張したままですが、性的刺激を受けると一酸化窒素が生成され、平滑筋が一時的に弛緩します。すると、体内を流れる血液が陰茎に大量に流れ込み、陰茎海綿体が血液を吸収して大きく膨張して勃起する仕組みになっています。

そのため、運動不足によって筋力が衰えると、平滑筋の収縮運動も低下し、勃起しにくくなってしまうのです。また、筋肉は血液を全身に送り出すポンプの役割を担っているため、筋肉不足によって血行が悪くなると、陰茎への血流も低下してしまいます。

運動でED治療

運動不足によるEDの治療には、有酸素運動がおすすめです。

有酸素運動にはウォーキングやジョギング、水泳などが一般的ですが、普段運動しない方が急激に体を動かすと、かえって体に大きな負担をかけてしまうため、まずは軽いウォーキングから始めてみましょう。

ウォーキングの目安は毎時6~8kmのスピードで、やや早歩きの状態をキープします。有酸素運動は20~30分後から効果を発揮するため、できれば30分を目安に毎日続けるとよいでしょう。

ウォーキングの時は、両腕をリズミカルに振り、足はかかとから地面につけるように歩くとより効果的です。

生活習慣病の予防にも有効

健康診断などで生活習慣病の危険性があると診断された方は、EDにもなりやすい傾向にあるといえます。肥満や高血圧、糖尿病などを患っている場合、ドロドロ血液になっている可能性があり、その結果、動脈硬化を引きおこしやすくなります。動脈硬化が進行すると、血液がつまりやすくなり、やがて心筋梗塞や脳卒中などの重疾患を引きおこす原因となってしまいます。

そうならないためにも、毎日適度な運動を続けていきましょう。運動を習慣にしていけば、体内の脂肪は燃焼しやすい状態を維持します。そうすることで、肥満や糖尿病の発症を予防することができるのです。

また、運動によって筋肉や脂肪組織が鍛えられると、インスリンの反応が活発になり、血糖値をコントロールできるようになります。

EDにならないために運動をすることで、健康的な体を手に入れる事もできるのです。特に現代人は昔に比べて運動量が減っていますので、意識して普段の生活の中に運動を取り入れるように心がけていきましょう。

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