人は誰でも、年齢(加齢)と共に性機能が衰えていきます。程度の差はありますが、これは誰にでも起こりえる老化現象といえます。しかし、年を重ねても満足の行く性生活を送ることができれば、これは人生にとって素晴らしいことではないでしょうか。

このページでは、EDと深い繋がりのある生活習慣の中から、EDを予防するためにも気をつけておきたい病気等について、詳しく解説していきます。

生活習慣とEDの関係

高血圧によるEDのページで説明した「高血圧」によるEDですが、これらの病気は主に、毎日の生活習慣の乱れが、発症するリスクを高めてしまいます。以下では、特に注意しておきたい生活習慣の中からいくつかを紹介していきます。

喫煙とED

喫煙やアルコールの常飲、過去のセックスの失敗やトラウマによる精神的なプレッシャーなど、生活習慣とEDの関係は非常に密接な関係があります。

統計データによれば、喫煙者は非喫煙者に比べて、約1.8倍の頻度でEDが発生しており、喫煙量が多ければ多いほど、その発症リスクは高まっていきます。

喫煙は血液の流れを悪化させてしまいます。血の流れが悪くなれば、陰茎に運ばれる血液の量も減ってしまいますので、十分な勃起が行なわれなくなってしまいます。また、喫煙量が多ければ、陰茎に血液を運ぶ「内陰部動脈」の動脈硬化が進行しやすいという調査結果も報告されています。

これらの動脈硬化や血流の悪化によって、陰茎に流入する血液量が減り、十分な硬さの勃起を維持できなくなってしまうのです。さらに、心臓病の非喫煙者のED頻度は約20%ですが、喫煙者の場合では56%にも上昇するという、アメリカの研究報告もあります。

喫煙は脱毛の原因にもなりますので、まさに百害あって一利なしといえます。

アルコールとED

アルコールの摂取は、適度な量であれば血流を改善し、大脳新皮質の活動を抑制することで自制心が開放され、ストレスの発散や性的興奮が見られることがあります。しかし、過剰にアルコールを摂取し、アルコールの血中濃度が増えてくると、大脳全体が抑制され、勃起機能は低下してしまいます。

さらに、アルコールによって肝機能が低下してしまうと、血液中のテストステロンという男性ホルモンが減少し性欲も低下します。

コレステロールが高い人はEDになりやすい

総コレステロールや、中性脂肪の値が高い人はEDになりやすく、善玉コレステロール値が高い人はEDになりにくいといわれています。

鬱(うつ)とED

うつとEDにも深い関わりがあります。心因性のEDの場合に、うつ症状を伴っている人が少なくありません。そして、糖尿病と同様に「自分はうつ病だからEDになっているかもしれない」と思い込み、その結果、心因性のEDとなる場合も報告されています。

うつ病の治療に用いる「抗うつ薬」は、確かに勃起不全を起こしやすい状態になってしまうのですが、性生活を健康的に送れることも、うつ病改善のために重要な要素と言われています。うつ病だから性交はもうできない、と諦める前に、まずは医師に相談して、適切な治療を行なうことが大切です。

生育環境とED

最近増えている20~30代男性の心因性EDの原因として、受験勉強やテレビゲーム、インターネットなどへの偏重による健全な性知識の欠如や、性に対する不潔なイメージ、まちがったマスターベーションの方法などが影響しているのもみられます。

また、父親不在の家庭や母親からの強い抑圧などの生育環境が一因になる場合もあります。

性経験とED

若い世代の心因性のEDには、初めての射精年齢や性交年齢が関係している場合もあります。これは、初めての性経験が遅い人程、EDが多い傾向があります。これは、性に対する自信が無いという若い世代程、心因性のEDになりやすいといえます。

性格とED

くよくよ悩み、まじめで几帳面な性格の人程、EDになりやすい性格といえます。これは、まじめで几帳面な性格が災いし、性交時のたった一度の失敗を後まで引きり、後々の性交に影響を及ぼしてしまうパターンです。

また、仕事や家庭生活のトラブルを自分の責任だと思い込んで悩み、上手に気分転換を図ることが出来ず、疲れや悩みを抱え込むといった傾向の性格の人も、心因性のEDになる可能性が高いといえます。

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