一言にED治療といっても、その種類や内容は様々です。EDには、大きく分けると心因性のEDと器質性のEDの二つに分けられます。勃起に関わる神経や組織、血管系に障害がある場合は器質性EDとなり、投薬治療だけでなく、手術によって原因となっている部位の治療や、専門の器具を使用することで治療を行ないます。

一方、心因性のEDの場合は、投薬治療(バイアグラなど)と併用して、専門のカウンセラーによるカウンセリングを取り入れた治療を行うことで、勃起を起こしやすい体質に改善していきます。

どちらのEDの場合も、原因を根本的に解決することを目的としており、根気よく正しい治療を行なっていけば、勃起不全を克服することが可能となります。

器質性ED治療の効果は?

男性は性的興奮や性的刺激を伴うと、陰茎に血液が蓄積し、自然と勃起する仕組みになっています。これは勃起と射精のメカニズムのページでも詳しく説明しています。しかし、勃起に至るまでのプロセスに何らかの障害が発生すると、正常な勃起は行なわれません。

また、「中折れ」といって、行為の最中に勃起力が弱くなり、性交渉を続けることができなくなる場合もあります。

器質性EDの原因は人によって様々で、全てが同じ原因となるわけではありませんが、勃起にかかわる神経や組織のほか、陰茎海綿体に関係する動脈や静脈、筋肉の弛緩などにトラブルを生じているケースが一般的といえます。

この場合では、バイアグラやレビトラ、シアリスを利用した薬剤治療を行なうことで、陰茎への血流を増加させ、勃起力の回復を図ります。

心因性ED治療の効果は?

心理的なストレスによるEDを「心因性ED」と呼んでいて、過去の失敗がトラウマとなり、性交渉が上手く行えないことを恐れてEDとなる場合や、パートナーのちょっとした言動に強いストレスを感じてしまい、それが原因でEDになってしまう場合に、心因性のEDが疑われます。この心因性のEDは、20代~30代の若い世代に多く、「若年性ED」とも言われています。

心因性EDの治療にも、器質性ED同様、バイアグラなどによる投薬治療が行われますが、これは投薬治療によって性行為の失敗を防ぐことで自信を取り戻し、ストレスや不安を解消するという目的も含まれています。

心因性が原因の場合、勃起に関わる身体的な問題がなければ、自信を取り戻すだけで改善できる可能性が高いので、並行してカウンセラーによるカウンセリングも行なわれます。

また、心因性EDの原因として、男性側だけでなくパートナーに由来している場合もあるため、パートナーと共に通院し、一緒に治療を受けることで、EDに対する理解を得ることが出来、さらに高い治療効果が得られると言われています。

ED治療には副作用も存在する

ED治療の方法は症状や患者の希望によって異なりますが、多くの場合は、バイアグラやレビトラ、シアリスといったED治療薬を投与する薬剤治療が行われることになります。

これらの治療薬は、厚生労働省でも認可されている薬剤で、海外でも広く利用されている信頼できる治療薬なので、医師が処方する範囲でなら、安心して利用することができます。

しかし、これらの薬剤にも副作用は存在しています。バイアグラやレビトラに使用されている「クエン酸シルデナフィル」や「塩酸バルデナフィル」は、医薬成分の一種です。医薬品にはなんらかの副作用が存在しており、これらの成分も人によっては副作用を生じる場合があるのです。

そのため、ED治療薬を服用する際は、必ず医師の指導の下で服用し、用法・用量を守って正しく使用することが大切です。

ED治療薬の副作用

上記の項で説明したバイアグラやシアリスの副作用として、報告されているものを以下に纏めます。

  • 頭痛
  • ほてり
  • 鼻づまり
  • 筋肉痛
  • 視覚異常など
  • 消化不良
  • めまい
  • 動悸

いずれも発症率は10%程度で、軽微なものが多く、服用後しばらくして収まる場合が殆どです。しかし、服用する人のその日の体調やED治療薬の種類によって、副作用の発生率は変化しますので、一度服用して何もなかったから大丈夫だと過信せず、その日の体調が悪いようであれば、無理をして服用はしないようにしましょう。

ED治療薬の注意点

さて、ED治療薬による副作用は、発生率が10%程度で軽微なものと説明しましたが、その人の体質や体調によっては、重篤な副作用を引き危険性もあるのです。

バイアグラなどのED治療薬は、体内の血管を一時的に拡張させることで、ペニスへの血流を増加させ、勃起を促すことを目的としています。これは言い換えれば、もともと血圧の低い人や、高血圧の治療を受けている人が服用することで、急激な血圧の変化(低下)により、狭心症を発症する可能性があります。

特に、ニトログリセリン系などの心臓病の薬を常用している方は、ED治療薬との併用は禁じられています。このような重篤な副作用を引き起こす可能性があることから、ED治療薬を利用する場合は、必ず医師と相談の上で服用してください。独断による服用は非常に危険という認識を持ち、正しいED治療を行なっていきましょう。

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